タグ付けのガイドライン
はじめに
本サービスでは開設当初からレポートの分類・検索を円滑にする目的でフリータグを導入しておりますが、正しく利用されていないケースが多数見受けられます。残念ながらタグ付けの意味がわからない方が多くいらっしゃるようです。
そこで適切なタグ付けを促すため、ここに基本的な考え方と指針を示します。今後はこの指針にしたがって適切なタグを付けていただくようにお願いします。
タグ付けの基本的な考え方
タグというのはレポートに結び付けられる任意のキーワードですが、何でも良いというわけではありません。基本的には利用者が検索するときに手がかりになりそうなキーワードでなければなりません。したがって地域や活動内容など、そのレポートを分類するのにふさわしい一般的なキーワードが最も適切といえます。
またタグ付けすることによって同類のレポートが複数関連付けられることに意味があるので、できるだけ汎用性の高いキーワードが望まれます。逆に言えば、他にあり得ないような特殊なキーワード・固有名詞は関連付けられる可能性がないので意味を持ちません。
タグ付けする際は以上の点を念頭に置いて適切なキーワードを選ぶようにして下さい。
推奨されるタグ
地域を表すもの
地理情報を扱っている特性上、利用者が最も興味のあるのはおそらく地域あるいは地名です。ですから「九州」「長野」のように地域名や都道府県名を表すキーワードはタグとして最も適切といえます。ただしあまり細かすぎる地名は他に関連付けられる可能性が低いため意味を持ちません。せめて市町村レベルまでにとどめて下さい。
活動内容を表すもの
地域と並んでもう一つ興味のある情報は「何のログであるか?」ということです。利用者のほとんどは地域だけでなく特定の活動内容について検索範囲を絞る傾向があります。したがって活動内容を表すジャンル名は最も適切なキーワードになります。たとえば「サイクリング」「登山」「バイクツーリング」などです。ただこれも「自転車」と「サイクリング」、「登山」と「ハイキング」のように似通ったキーワードが存在するので厳密に分類することはなかなか難しいものです。はっきりわからないときはより広範な概念を表す方を選ぶのも一つの方法でしょう。また「よく使われているタグ」を探して、より収録数の多い方を選ぶのも検索されやすさにつながります。
興味の対象を表すもの
地域や活動内容の他にも、コース中で立ち寄った場所や旅の目的など、興味の対象を示すキーワードも適切なタグになり得ます。例えば「林道」「東海道」「神社」「廃線跡」のようなものです。これもあまり特殊すぎるものは意味を持ちませんが、他の人も興味を示しそうなタグであれば付けておく価値はあります。
不適切なタグ
タイトルと同じものを付けないで下さい
タイトルと全く同じ、または少し短縮したものをタグとして付けている方が時々おられますが、これはまったく無意味です。タイトルというものは他と区別するためにユニーク(一意的)である必要がありますが、これはタグの概念とは正反対のものです。他の人が同じタグを付ける可能性はほぼゼロなので孤立したタグになってしまい、何の意味もありません。
投稿者名を付けないで下さい
自分の投稿ネームをタグとして付けている方も時々見られますが、もともと投稿者別の検索機能がありますので、付ける必要はありません。また結果的に特定の投稿者を目立たせることになるので公平性を欠く恐れがあります。もし投稿者名をタグに付けている場合は管理者が削除します。
類似したタグを付けないで下さい
タグは自由に付けられるため、他の人が付けたタグと意味が同じでも微妙に異なるタグができてしまう可能性があります。たとえば「東京」と「東京都」は同じ地区を表すと考えられますが、検索結果は2つに分散してしまうため、利用者の立場からは検索効率が悪くなります。ですから他の人が付けていそうなタグはあらかじめ「よく使われているタグ」の中にないか探して下さい。それと同じものを付けた方が同じ検索結果に表示されるので見つけられやすくなります。ここでは原則として都道府県名は北海道を除いて「都府県」は付けないことを標準とします。
重複したタグを付けないで下さい
たとえば「神社めぐり」と「神社巡り」のように意味が全く同じで表記が異なるものを複数付ける方が時々見られます。タグ検索はキーワード検索とは違って、異なる言い回しをたくさん含めればヒット率が上がるものではありません。むしろ検索結果を分散させるだけなので絶対にやめて下さい。これも事前に「よく使われているタグ」の中に同じものがないか探しておくことを推奨します。
複数のキーワードを組み合わせたタグを付けないで下さい
たとえば「街道・古道」や「大阪・神戸」のように本来独立したタグを組み合わせて一つのタグにしてしまう方も時々見られます。これは組み合わせが増えるほどユニーク性が高まるためタグの意味がなくなります。複数のタグを付けたいのであれば、必ず独立したタグとして付けて下さい。
具体的すぎるタグを付けないで下さい
地名の場合もそうですが、レポートの内容を説明するような詳しすぎるタグは他の人が付ける可能性がほぼゼロなのでタグとしての意味を持ちません。たとえばコースの概要や店の名前などがこれに当たります。そういうものはむしろタイトルに含めた方が検索ヒット率が上がります。同様に山の名前なども「富士山」のように誰もが行く可能性のあるものは良いですが、めったに人が行かないような山の名前を付けても関連付けられる可能性がないので意味がありません。
自分にしかわからないタグを付けないで下さい
たとえば「2016北海道の旅」のような私的なイベントや一般の方が理解できない略語などをタグに付けないで下さい。そのようなものは他の人には意味がありません。これも本来はタイトルに含めるべきものです。
まとめ
以上、タグを付ける際の留意事項についてご説明しましたが、タグの目的が同じ属性を持ったレポートを関連付けてグループ化し、見つけやすくすることであることをご理解いただければ自ずと適切なタグを付けられるようになると思います。要は他の人が付けてくれる可能性が高い一般的で汎用性の高いキーワードがタグの候補となります。逆に誰も付けそうにない特殊なキーワードは付けても意味がないということです。ですからまず初めに「よく使われているタグ」の中に適当なものがないか探すことをおすすめします。既存のタグと同じものを付けておけば同じグループに分類されるため、即検索結果に表示されるようになります。
タグが適切に付けられることによって同じ種類のレポートがグループ化され、利用者が興味のあるレポートを探しやすくなります。ひいてはサイトの利用価値が高まるということです。そのためには投稿される方自身のご理解が不可欠であることは言うまでもありません。今後は不適切なタグが付けられた場合は管理者が適宜修正・削除を行うものとします。